ImageFlux Live StreamingではWHIPによる配信に実験的に対応しています。 あくまで実験的な機能ですので、使用時に何らかの問題が発生する可能性があります。あらかじめその点にご留意の上で本機能をご利用ください。
本機能をご利用の上で問題が発生した場合、ヘルプセンターより問題の内容の詳細をご報告いただけますと幸いです。 ただし、お問い合わせいただいた問題が必ず解決できると保証できるものではない旨ご承知くださいますようお願いします。
OBS Studio 30.2.3でのみ動作を確認しています。
通常通りにImageFlux Live配信APIを使用して配信用のチャンネルを作成してください。 CreateMultistreamChannelWithHLS、CreateMultistreamChannelのいずれのチャンネル作成APIを使用してもかまいませんので、HLS配信の有無で選んでください。
これらのAPIのレスポンスは以下のJSONとなります。
{
"channel_id": "<channel_id>",
"sora_url": "wss://<WebRTC接続用ホスト名>/signaling"
}
このJSONから channel_id
と WebRTC接続用ホスト名
を抽出し、以下の形式にしたものがWHIP配信用のURLとなります。
https://<WebRTC接続用ホスト名>/whip/<channel_id>
例
チャンネル作成APIのレスポンス:
{
"channel_id": "0000111122223333444455556666777788889999aaaabbbbccccddddeeeeffff00001111",
"sora_url": "wss://live-sora003.imageflux.jp/signaling"
}
WHIP配信用のURL:
https://live-sora003.imageflux.jp/whip/0000111122223333444455556666777788889999aaaabbbbccccddddeeeeffff00001111
OBS Studioから配信する場合、ホーム画面の[設定]から[配信]ページを表示し、[サービス]として「WHIP」を選択して[サーバー]欄にWHIP配信用のURLを入力してください。
Bearerトークンは接続認証に使用します。
ここで入力した文字列は、チャンネル作成時に auth_webhook_url
を指定している場合に送信される認証WebhookのJSON内で metadata
の bearer_token
として送信されます。
この値を検証することによって、適切な接続元による配信であるかを検証できます。
[設定]→[出力]では、[映像エンコーダ]としてH.264系のエンコーダを選択してください。
プラットフォーム・環境により選択可能なエンコーダは異なりますが、利用可能であればハードウェアエンコーダを選択するとよいでしょう。
ハードウェアエンコーダが使用できない場合は x264
というソフトウェアエンコーダが使用できます。
[出力モード]を「詳細」にするとより細かい設定が可能となります。
[キーフレーム間隔]は 0
ではなく 2
秒程度に設定することをお勧めします。
Bフレームについて設定が可能なエンコーダの場合は、Bフレームを使用しないよう設定することをお勧めします。
必要な設定が完了した後は、ホーム画面の[配信開始]で配信を開始できます。 配信を終了するときは[配信終了]を押してください。
WHIPによる配信の場合でも、視聴方法は通常のWebRTC配信・HLS配信の場合と違いはありません。
WebRTCで視聴する場合はチャンネル作成APIのレスポンスの sora_url
に接続してください。
また、HLSで視聴する場合はイベントWebhookまたはListPlaylistURLs APIを使用して取得したHLSプレイリストURLに接続してください。
アーカイブ機能を利用する場合も通常のHLS配信時と同様にアーカイブが作成されます。